2009年9月19日
蓼の海周辺を散策


 

今日はのんびりと蓼の海周辺を散策。
特別何か珍しいものがあるわけでもなく,ごく普通の山の中のため池だが,
静かな雰囲気と,子供の頃スケートをここでしていた思い出があり,心が落ち着く。
丁度測量のため水を抜いているので,水位は低い。紅葉も少し始まってきたところ。

 

 

道端で一番多く見かけるのが,この薄紫色が目立つノコンギク。

いつも,普通にありふれているので,よく見ずに通り過ぎてしまうのだが,撮影してみると絵になるきれいな花だ。

 

次にたくさん見られるのが,今度は白い花をつけたシロヨメナ。

こんな普通の花がたくさん咲いているのが,また自然の雰囲気を作ってくれているのかもしれない。

 

ハンゴンソウは,もう終わりに近づいたようだ。

それでも,ハンゴンソウは背が高く,濃い黄色のため,遠くからでもよく目立つ花だ。

 

アキノキリンソウは,今が満開。

ハンゴンソウと同じ黄色の花なのに全然目立たない。足下にぽつぽつと咲いているのに,見過ごしてしまう。

 

林の際には,まだ,ツリフネソウが咲いていた。

きれいな花はほとんどなく,夏の花の終わりを告げているように感じた。

 

ツリフネソウの撮影をしながらふと見上げると,ダンコウバイの実が赤く熟していた。

葉は,まだ濃い緑色で,当分黄葉しそうにない。葉がまっ黄色になると,林の中でひときわ目立つ存在となるのだが,今は,赤い実がちょっと目を引くだけ。

駐車場横の芝生広場には,ヤマボウしの樹が植栽されており,赤い実がたくさんついていた。

完熟した実が少ないのか,スズメバチはきていない。

この実は,食べると美味しく,ライチやランブータンと似た味がする。

 

E-3 50mm+EC20,S5Pro 10.5mm

(長野県諏訪市 蓼の海)


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信州諏訪・自然写真館
酒井雅秀