林には,もう真っ赤な木の実はなかなか見られなくなったが,
枯れて茶色の木の実はたくさんあるようだ。
上は,たぶんイイギリの実であろう。たくさんぶら下がっている。
しばらく待ってみると,早速アオゲラがやってきた。次ぎにきたのがコゲラ。
キツツキの仲間も樹をつついて虫を食べるだけでなく,木の実も食べることが判る。
次ぎにきたのがイカル。大きなくちばしが,いかにもこの実を食べる小鳥だと判る。
場所を変えて,ヤマウルシの実があるところで待つと,すぐにツグミの群が来た。
小鳥たちは,人と違って,そのとき必要な量しか食べないので,
これだけの実が,いろんな鳥たちの1ヶ月分以上の食料になる。
飽食の時代に生きる私たち人間は小鳥たちに学ぶべきものがあるのではないか。
E-3 70-300mm+EC14
(山梨県北巨摩郡長坂町,長野県茅野市泉野)