ゲンノショウコの小さな花が咲いている。
花は,最初は紫色のきれいな雄しべをつけているが,
受粉すると,右のように雄しべを落としてしまう。
花が散った後には,めしべがぐっと伸びた塔がたつ。
塔の根元には,5つの種が丸く膨らみ始める。
種が実ると,全体が黒くなり,種まきの準備が整う。
乾燥がつづくと,塔が5つに裂けてバネのように一気にそり上がり,
その勢いで種が遠くに飛ばされる。
何とも巧妙な仕掛けで種まきをするものだ。
E-3 50mm+EC20
(長野県諏訪市末広)