2011年10月22日
キノコ狩りと森の散歩

 


今日は雨。
こんな時こそ森に行こうと思う。
キノコがたくさん出ているに違いない。
駐車場に車を止めると,きれいに黄葉したトチノキが出迎えてくれた。

 

森に入ると,きれいなベニタケがたくさん生えている。
八ヶ岳山麓で一番多いキノコなのではないだろうか。
ベニタケはそのままに森を進む。

 

しばらく行くと,いつもの場所によく傘を開いたシモフリシメジ。
落葉をかぶっているとほとんど見つけられないのだろう。
14センチくらいの傘になるまで成長していた。
私が採りにくるまで待っていてくれたよう。

 

今年はキシメジが多い。
正確には,ハエトリシメジという種だが,諏訪地方ではキシメジと呼ぶ。
ちょっと苦みのある味だが,美味しい食菌。
こちらもたくさん採取した。

 

クリタケは出始め。
例年より,1週間遅れだろうか。形の良いものが多い。
右の写真は,よく似たニガクリタケ。猛毒だ。
混生して生えていることもあり,要注意。

 

30分位キノコ採りに興じた後,
周りを見渡すと,見事に色づいた葉が芽にまぶしい。
左は,ヤマウルシ。雨に打たれたしっとりとした葉がきれいだ。
右はニシキギ。ピンク色のは1枚が目を引く。

紅葉と対するように,樹の幹に生えるシダの緑も良い。
周りの秋の色と対称的で,とても印象的に思える。

E-3 50mm

(山梨県北杜市小淵沢町 八ヶ岳山麓)


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信州諏訪・自然写真館
酒井雅秀