今日は雨。
こんな時こそ森に行こうと思う。
キノコがたくさん出ているに違いない。
駐車場に車を止めると,きれいに黄葉したトチノキが出迎えてくれた。
森に入ると,きれいなベニタケがたくさん生えている。
八ヶ岳山麓で一番多いキノコなのではないだろうか。
ベニタケはそのままに森を進む。
しばらく行くと,いつもの場所によく傘を開いたシモフリシメジ。
落葉をかぶっているとほとんど見つけられないのだろう。
14センチくらいの傘になるまで成長していた。
私が採りにくるまで待っていてくれたよう。
今年はキシメジが多い。
正確には,ハエトリシメジという種だが,諏訪地方ではキシメジと呼ぶ。
ちょっと苦みのある味だが,美味しい食菌。
こちらもたくさん採取した。
クリタケは出始め。
例年より,1週間遅れだろうか。形の良いものが多い。
右の写真は,よく似たニガクリタケ。猛毒だ。
混生して生えていることもあり,要注意。
30分位キノコ採りに興じた後,
周りを見渡すと,見事に色づいた葉が芽にまぶしい。
左は,ヤマウルシ。雨に打たれたしっとりとした葉がきれいだ。
右はニシキギ。ピンク色のは1枚が目を引く。
紅葉と対するように,樹の幹に生えるシダの緑も良い。
周りの秋の色と対称的で,とても印象的に思える。
E-3 50mm
(山梨県北杜市小淵沢町 八ヶ岳山麓)