2012年6月26日
ミヤマシジミ

 


 

 

今日は梅雨の中休みなので,このチャンスを生かしてミヤマシジミを見に行った。
ミヤマシジミは,草原の蝶で,私が子供の頃は,かなり数が多かったが,
急激に減少して一部の場所でしか見られなくなった。
アサマシジミやヒメシジミと同じ仲間で,これらの仲間の中では,
最も羽の表の瑠璃色が美しい種なので,
この蝶を採集する人も多く,採集圧による減少ではないかと推察する。
今日は,4頭のオスを観察することができた。

 

撮影はなかなか予想外に難しく,
撮影できる距離に来てくれないので,
超望遠のマスターレンズにテレコンバータをつけ,
さらに上の写真ではトリミングしてある。
撮影距離にして5〜7メートルがほとんど,
下左のクローバにとまった時だけ,近くに来てくれた。

後で感じたのだが,デジタルになって,フィルム時代には考えもしなかった,
35mm換算で,焦点距離840mmや1200mmの超望遠を,
今日は何も考えずに手持ちで撮影していたことに気がついた。
デジタルカメラの与えてくれる恩恵は,とても多くのものがある。

半日ねばってみたが,思い通りの撮影はできず,
再チャレンジするしかないかと煮え切らない気分。

E-5 70-300mm+EC20,E-3 70-300mm+EC14

(長野県上伊那郡辰野町)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀