2012年7月2日
吸水に集まる蝶たち

 


 

 

昨日は,梅雨らしい雨となったが,今日はまた晴れ。
暑そうな青空が広がる。
林道脇の砂利の駐車スペースに吸水に集まる蝶を見に行った。
テングチョウが20頭くらいだろうか,思い思いの場所で吸水している。
羽化したての鮮明な模様のきれいな個体ばかりだ。

 

タテハチョウの仲間もやってくる。
左は,これも羽化したての鮮やかなヒオドシチョウ。
ヒオドシチョウは以外と人を怖がらないので,
触角を手でつついても逃げないことが多い。
右のアカタテハは,羽のすれ方から,
越冬個体の生き残りなのではないだろうか。
こちらはとても敏感。

今年初めて見るメスグロヒョウモン。
ヒョウモンチョウの中ではひときわオレンジ色の濃い羽を持つ種だ。
梅雨が終わる頃は夏眠に入るのかな。

蝶たちは,水を吸うために集まるのではなく,
砂利からしみ出したミネラル分に惹かれてくるらしい。
蝶だけでなく,
近くには,鹿の掘ったくぼみも2カ所あった。

E-3 50-200mm+EC14

(長野県茅野市米沢)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀