雨が降り続き,キバネツノトンボの卵は,孵化できず,
卵の中で幼虫は孵化するチャンスを狙っていたようだ。
左は,11日に撮影した卵。かなり黒みがかっていた。
雨の中,カタツムリやワラジムシ,ダンゴムシに
食べられてしまった卵も半数くらいあったが,
無事残った卵は孵化を始めた。
卵から体の半分以上がでると,
折り畳まれていた頭と首が,まっすぐに固まるまで,
また,足が固まり,歩けるようになるまで,
卵にお尻を引っかけてしばらく待つ。
体が固まると歩き出す。
最初は,卵の上にいるが,そのうちに,
枯れ草の上の方に移動する。
頭や足が,濃い褐色になったら,もう大丈夫。
生まれながらに鋭い大あごを持つ,
ハンターが誕生した。
E-M5 38mm
(長野県諏訪市末広)