2012年12月27日
コハクチョウを観察する

 


 

 

諏訪湖のコハクチョウの数は,50羽位になった。
数が増えたので,コハクチョウたちのいろいろな行動,仕草を
短時間で,同時に多く観察できるようになり,
撮影していてもとても楽しみになってきた。
沖から戻ってきた個体が着水する。
足でブレーキをかけて着水。
この瞬間が美しい。

 

コハクチョウは家族の絆がとても強い鳥だ。
左は,幼鳥を挟んで,両親が羽を羽ばたかせながら鳴き叫ぶ。
左で見守る2羽は,1年前に生まれた兄姉だと思う。
右は,幼鳥や自分の子に向かって羽を広げ鳴く親。
こうして家族の絆を確かめ合っているようだ。

 

岸の別の場所では,頭を水中に突っ込んで,
ヨシの根や茎を掘っている家族がいた。
掘り上げた茎などを食べているのを見ると,
こんなものが栄養になるのだろうかといった感じ。
しかし,コハクチョウたちにとってはごちそうのようだ。

 

食事が終わると,浅瀬で羽繕いを入念に行う。
特に羽の浦河は,とても時間をかけて丁寧に繕っているようだ。
午前10時を過ぎると,暖かな日差しを受けて,お昼寝の時間のようだ。

諏訪湖にコハクチョウを見に訪れた折には,
ぜひ,いろいろな行動を観察してほしい。

E-5 50-200mm+EC20

(長野県岡谷市 諏訪湖畔)


| 前のページ | 次のページ |
| トップページ | フィールドノートindex |


信州諏訪自然写真館
酒井雅秀