2013年3月22日
ヒオドシチョウとカメラの解像感

 


 

 

林間の日だまりでヒオドシチョウを撮る。
白樺の樹液はまだ出ていないようで,
ほとんどの個体は,林床で日向ボッコ。

 

他の個体が通りかかると,激しくアタックして,
縄張り争いを始める。

今日一番撮らせてくれたモデルさんはこちら。
撮影を進めるにつれてだんだん私を気にしなくなり,
手で触れても,すぐに逃げず,いやがる仕草をするだけ。

帰宅後,写真整理をしながら,
画像チェックをしていると,撮影した画像が,
今まで見たことの無い解像感であるのに気づく。

 

 

左が,D7100で撮影したもののピクセル等倍の切り出し。
上のモデルさん写真の頭の部分と,左後羽から腹にかけての部分。
右は,D3200で撮影した,このページ最上部右の写真からの切り出し。
魚眼での撮影はかなり絞り込んでいるので,回折ぼけがかなりあるのだが,
それにしても解像感が全く異なる。

そこで,他のカメラで撮影したものと比較することとした。

 

 

左はOLYMPUS E-3。右は,FUJIFILM FinePix S5Proの等倍切り出し。
1000から1200万画素で,同じような模写なのが解る。
羽の毛の部分もふわっとした感じに写っている。
しかし,D7100の模写は,この両方の画像とも全く異なっていることが解り,
毛がまるで針のように模写されている。
D7100とS5Proは,同じレンズ,Tamron SP AF 180mm Macroで撮影しているので,
カメラの差であることがはっきり解る。

今まで撮影してきたものが,みんなぼけているように見えてしまう。
新次元の解像感だと思う。

D3200 10.5mm,D7100 180mm

(長野県岡谷市 鳥居平やまびこ公園)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀