2013年4月4日
春の山麓の水辺

 


 

八ヶ岳山麓の水辺も春を迎えた。
小さなミズバショウがたくさんつぼみを出して,
おだやかな春の陽を浴びて咲き出していた。

 

ミズバショウは,「はい,ミズバショウ園ですよ。」と言わんばかりに,
規則正しく植えられた大きな花をつける株を見ても,
感動はないのだが,やっと芽を出して,可憐に咲き始める小さな花は,
いかにも山麓の花,ミズバショウと言う雰囲気がある。

 

ミズバショウの側には,カエルの卵がたくさんあった。
小さな卵塊は,ヤマアカガエル。大きな卵塊は,ヒキガエルだろう。
暗褐色の卵がたくさん見える。

水面がざわめいているのでよく見ると,

 

マツモムシがたくさんいた。その他にもミズスマシも泳いでいる。
水生昆虫たちも活動を始めたようだ。
右の写真で,マツモムシは,水面に3点で張り付いたようにぶら下がっていることが解る。
お尻の周りのたくさんの毛は,表面張力の助けになっているようだ。
おなかの周りの緑色が意外ときれいな虫だ。

D7100 150mm

(長野県原村 八ヶ岳山麓)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀