春はスミレの観察。
スミレはとても種類が多く,私も図鑑と見比べ,
勉強しながらの観察と撮影になってしまうが,とても楽しい。
上のタチツボスミレは,里山を代表するスミレ。
大きな透き通る様な青紫の花は,とても美しい。
タチツボスミレの咲いている周辺には,
少し花が小さくて,色の濃い,アカネスミレも多い。
アカネスミレの濃い紫色が,
芽吹き始めた林の低床に映える。
濃いピンク色で大きな花を咲かせる,アケボノスミレ。
地上茎を持たないスミレで,つぼみと葉が,一緒に地面から出てくる。
株によっては花だけが先に出てきて咲いている。
色の濃いスミレに混じって,白花の目立たないスミレも咲いている。
上は,マルバスミレ。
派手な色のスミレに見とれていると,見落としてしまいそうな種だ。
白いスミレでもよく目立つ種もある。
大きな花をつけるヒゴスミレ。
大きな株になると,10個以上の花をつける。
葉は,スミレとは思えない様な5つに細く分かれた状態。
あまり人の入らない林に群生している様は見事。
以前,撮影したエイザンスミレは,葉は3つに分かれるので,区別は容易だ。
E-5 50mm,D7100 150mm,D3200 10.5mm
(長野県諏訪市立石,岡谷市)