今日は諏訪地方より1週間近く春が早く進んでいる,北杜市白州町の渓谷にやってきた。
ヤマザクラの花も散り始め,まぶしい芽吹き色に変わりつつある。
遠くの山肌も,コナラやクヌギの芽吹き色が目立つようになった。
真っ先に出迎えてくれたのが,フデリンドウ。
花が10個くらいついた株を期待していたのだが,3個が最大。
そういえば,株の数も激減している。ちょっと寂しい気がする。
フデリンドウを撮影している私のそばで,うるさいくらいにさえずっていたのが,オオルリ。
数羽いるようで,時々縄張りを巡って,追いかけ合い等している。
丁度,逆光での撮影となってしまい,色が出ず残念。
山肌を少し上がると,ミヤマキケマンが咲いていた。
小さな株なので,花の数は少ないが,黄色の花はよく目立つ。
右のウスバサイシンは,葉が2枚のものが少ない。
以前群生していたはずの場所にも,ほとんど見られない。
やっと見つけた,葉が2枚に花1つの典型的な形のウスバサイシン。
花は,何かに食べられていて,きれいな形ではない。
この花を食べる虫か,節足動物の仲間なのかはどんな種なのだろうか。
登山道の脇にポツポツと小さなワチガイソウが咲いている。
もう終わりに近い感じだ。小さなワチガイソウも,
超広角接写で撮影すると,とても立派な山野草に見える。
右は,本当は今日一番の楽しみにしていた,ミヤマカタバミ。
なぜかまだ早すぎたようだ。写真の様な開き初めの花を3個見ただけ。
葉もあまり出ていないようだ。
もっと尾根に近い場所に群生地があるのだが,
いかんせん,今日は装備が軽すぎる。
一番は靴。ウォーキングシューズだ。
ちゃんとした登山靴を持ってくればと悔やむが遅すぎる。
家を出る時は,そこまでは上らない予定だったのだから,当然と言えば当然。
緊急時の食べ物や水も持っていない。
撮影時の体を安定させるためのザイルもない。
従って今日はリタイヤすることにした。
E-M5 75-300mm,D7100 150mm,D3200 10.5mm
(山梨県北杜市白州町)