甲信越地方も今日から梅雨入り。
しとしとと,雨が降り続く。
こんな比は,山際の花を見に行くのには,最高の日となる。
林道沿いに多く花を咲かせるミズキ。
段々になった枝の上に白い花を咲かせる。
雨の日は,葉の反射も少なく,しっとりとした緑と花の白の対比が良い。
これだけ多くの花を咲かせるのは見事だ。
次に,もう少し標高を上げると,
フジの花が丁度見頃となっていた。
フジの紫色が鮮やかに見られるのは,雨の日だけ。
日が当たると白く飛んでしまい,曇りの日は,濁った色になる。
左の見事なフジも良いが,右のように,周りの緑の中に,
少し遠慮がちに見え隠れするのも良い。
山のフジは,一つの花の総の長さは,長くても25センチくらい。
薄い紫色から濃い紫に柔らかなグラデーションとなる。
フジのこの色を見られるのは,雨の日に感謝。
次に雨の日が良いのは,丁度咲き始めたレンゲツツジ。
林道沿いに多いので,良い花を車で探してまわる。
この見事な花は,とても日当りの良い場所。
たいがいの株は,まだ咲き初めだ。
花の色も濃いものから,とても優しく薄い色までいろいろ。
右の写真のように,高さ30センチくらいの小さな株でも,
精一杯の花をつけている。
雨の日は,花もしっとりとして,反射も無く柔らかな色合いに見える。
E-5 50-200mm
(長野県茅野市ちの,泉野,豊平)