2013年6月8日
栗の花に集まる甲虫たち

 


 

 

栗の花には,甲虫たちもよく集まる。まずは,カミキリムシの仲間。
左は,ベニカミキリ。その名の通り真っ赤なので,よく目立つ。
結構飛び回るのが好きなようで,ブンブンと樹の周りを飛んでいる。
右は,エグリトラカミキリ。こちらは,あまり飛ばずに,セコセコとよく歩き回る。

 

黒い体に黄色のくっきりとしたラインのキスジトラカミキリ。
それとは正反対に,黄色の体に黒い斑紋のあるキイロトラカミキリ。
双方ともに栗の花の常連さんのようだ。

 

栗の花で,カミキリムシより,絶対数が多い甲虫がハナムグリの仲間。
一番数が多いのは,左のコアオハナムグリ。
花にとまっているものも多いが,ぶんぶん飛び回っている個体も多い。
右のクロハナムグリは数が少ない。
今日見たのはこの1個体のみ。シックな印象の種だ。

 

左は大きな体のシロテンハナムグリ。
鈍い緑銅色の光沢が良い。
隣のコアオハナムグリと比較すると,かなり大きいのが判る。
右は,コメツキムシの仲間,サビキコリ。
草にいるのはよく見るが,栗の木に登ってきているのは珍しい。
花粉や蜜は食べないと思うのだが・・・。

D7100 150mm,GYORO8+STYLUS TG-2

(山梨県北杜市長坂町)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀