2013年10月12日
キトンボの飛翔観察

 


 

 

アキアカネが少なくなったが,キトンボはまだまだ元気だ。
キトンボはアキアカネより少し体が大きく,胴も少し太い。
見るからに丈夫そうなトンボで,飛翔能力も高いと思う。
赤とんぼの仲間では,特にホバリングが上手なので,飛翔を観察することとした。

 

上左は,ほとんど定点でのホバリング中。
上右は,ゆっくり前進しながらのホバリング中。
比較すると,前進するときの方が体の前傾が深い。
ヘリコプターと同じようだ。
また,足はすべて空気抵抗がないように折り畳んでいるのも面白い。

 

上の2枚は,向きを変えながら降下する最中と降下後。
頭は水平を保ったまま,体のみ傾けているのが判る。
スキーの回転や,バイクでのコーナリングでの人のバランスの取り方と同じだ。

D7100 150mm(飛翔写真のみ70%程度にトリミング)

(長野県諏訪郡富士見町)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀