北風が強く,雑木林は枯れ葉が降り注ぐ日が続く。
そんな晩秋の雑木林の昆虫たちを見て歩いた。
まずは,クヌギカメムシ。
まん丸のお腹をしたメスが歩いている。
産卵場所を探しているようだ。
足と触角が真っ赤になっている個体もいた。
そして,クヌギカメムシの卵塊。
枯れ枝の落ちた小さなウロにかなりまとめて産卵してあった。
記の又の少し凹んだところに,カメノコテントウ。
じっとしていて全く動こうとはしない。
萩の枯れ葉に,テントウムシ。
こちらも動く気配はない。
クリの枝が,長さ50センチくらい真っ黒に見えるので,良く観察すると,
クリオオアブラムシが集団産卵中。
5ミリくらいある大型のアブラムシだ。
通常は胎生なのだが,越冬のみ卵の状態となる。
多くの個体の間に,茶色に光っているのが卵。
少し高い位置で,脚立も不安定な場所で,
全体にうまくピントを合わせられなかった。
E-5 50mm+EC20
(長野県茅野市,諏訪市)