諏訪湖にオオハクチョウの幼鳥が飛来したと言うので,早速見に行った。
1羽だけ。日本に渡ってくる途中,家族と逸れてしまったのだろう。
幼鳥期独特の,灰色の羽の色とピンクのくちばし。
1羽だけでも,しっかり生きて行こうと言う覚悟があるのだろう。
あまり寂しそうなそぶりは観られない。
岸の近くを泳いでみたり,羽づくろいをしたり。
逆光の中で羽ばたく姿は美しい。
羽を広げると,幼鳥と言えども2メートル近く。
朝の柔らかな光の中,くつろぎながら泳ぐ。
岸に生えているヨシの枯れた茎を盛んに食べる。
足で,茎から根元を踏んでほぐした後,
頭を水面下に突っ込んで,食いちぎって食べる。
ほとんど枯れて,茶色の茎で栄養が取れるのだろうか。
牛と同じように胃の中で醗酵させて栄養を取るのだろうか。
E-5 50-200mm
(長野県岡谷市)