山麓の小川の石や岸の草には,飛沫氷ができている。
岸の石から成長して,川に垂れ下がるように迫り出たものは,
何重にも重なるシャンデリアのようになっている。
先端からは時々ぽたっぽたっと水が滴り落ちる。
こちらは,岸から水平に,薄い板状のまま川の中央に向かって成長するもの。
非常に薄く,その透明感のある造形は見事。
いずれの飛沫氷も,川の石や段差などで,飛沫が激しく飛び散る部分に成長する。
全く同じ形はなく,見て歩くのが楽しい。
また,日々形も変わっていくので,冬の間は,観察のしがいがある。
E-5 50-200mm
(長野県茅野市)