今日は北アルプス山麓のニホンザルたちの,朝食タイムを観察した。
芽吹き,葉を広げ始めたイタヤカエデを見上げながら樹を登る。
若葉をむしっては,しばらく臭いを嗅いで,ぱくりと食べた。
食べられる葉かどうか,臭いで判断しているのだろうか。
しばらくすると,群の仲間が次々とイタヤカエデを食べ始めた。
赤ちゃんザルを抱きかかえたメスもいる。
カエデの新芽を食べた後,ゆっくりと群は移動。
今度は草地にたどり着く。
地面を少し掘って,太くて柔らかそうな茎を,美味しそうに食べる。
ニリンソウの群生地に次々と入り,花ごとむしってむしゃむしゃと食べる。
どうもニリンソウはお気に入りの葉のようだ。
人も山菜として食べるので,美味しいのだろう。
ツルを引張って,新芽をたぐり寄せるもの。
山菜掘りに夢中の母ザルの側,赤ちゃんザルは樹の幹に抱きついていた。
こちらの母子もニリンソウを食べている。と言っても赤ちゃんザルはむしるだけ。
まだ,おっぱいを飲んでいる時期だから・・。
しばらく食べると,母ザルは,赤ちゃんを抱えて,樹の幹に。
居心地の良さそうな枝に座り,周りの猿たちを眺めながら,おっぱいを飲ませ始めた。
赤ちゃんザルは枝の影で見えず,残念。
小猿の一匹が倒木の上で,遊び始めた。
もう,お腹いっぱいなのだろう。
毛繕いを始めた母ザルたち。
目線は常に小猿たちの様子を追っている。
林道に出て,遊ぶ小猿たち。
10分くらい,じゃれたり,追いかけたり,転がったり・・・・。
食後の運動ですね。
D7100 150mm
(長野県 北ア山麓)