林道横の砂利地で,スジボソヤマキチョウが吸水していた。
車で通りかかった時に,4〜5頭が飛び立つのが見えたので,
あわてて駐車できる場所を見つけて,かけ戻ると,
5頭がまとまっていた。しばらく,数が増えるのを待つことにしたが,
車が通過するたびに集団が驚いてばらけ,
常時2〜4頭になってしまった。
3頭の吸水している地面に注目願いたい。
画面の右下にかけて,熊の手形がついている。
丁度,手首の辺りで吸水している。
吸水集団がどうやってできてくるのかを観察。
最初の1頭が吸水を始めると,
次々と他の個体が上空から偵察にやってくる。
そして吸水している仲間の中に着地していく。
着地する時に面白い行動をしていた。
いきなり地面に降りるのではなく,
吸水している個体の羽に,体当たりして,
地面に滑り落ちている。
上の2枚の写真は体当たりした瞬間。
何回も観察をしたが,すべての個体の着地法は同じだった。
熊の手の跡で吸水するシーンが多かったが,
その他にも,キツネの足跡(左),ニホンシカの足跡(右)もあり,
夜は,代わる代わる動物たちが訪れて,泥を舐めていることだろう。
D7100 150mm,D5300 10.5mm
(長野県伊那市)