オオムラサキの羽化を観に行ったのだが,
現場到着が遅く,すでに羽はしっかり延びた状態でとまっていた。
大きな立派なメスだ。
この状態でしばらく身動きすらしなかったのだが,
薄日が差してくると,
ゆっくりと,林道の砂利の上に舞い降りた。
そして,羽をゆっくりと開閉した後,
羽を完全に開いて,また動かなくなった。
15分くらいこのまま羽をしっかり乾かして,
また,ゆっくりと飛び立ち林の中に消えていった。
この蛹の写真は,7月19日に撮影した,今日羽化した個体のもの。
かなり大きな蛹で,羽化後の抜け殻を採取してスケールを当てると,
少し縮んだ部分があるにも関わらず,全長48mmある。
D5300 10.5mm,E-5 50mm
(長野県茅野市)