エルタテハの数が多くなった。
白樺林やその林縁でよく見かける。
お盆を超えると,クジャクチョウの数が多くなるが,
それまでは,高原のタテハチョウと言えば,
このエルタテハが一番多いだろう。
鮮やかなオレンジ色の羽が目を引く。
表の鮮やかな色とは反対に,
羽の裏は枯葉模様。
これは,成虫で枯れ草にまぎれて越冬するための,カモフラージュ。
この撮影地での個体は,名前の由来となった,後羽裏の
「L (エル)」の形の白い模様が退化しているものが多い。
はっきり「L (エル)」の形に見える個体は見かけなかった。
最後の写真は,観光用の東屋の梁にいたもの。
なぜか,人工的な東屋も人気があり,4頭がとまって休んでいた。
D7100 150mm,D5300 10.5mm
(長野県北佐久郡立科町)