高原の草原に朝日が当たり始めると,ベニヒカゲたちが活動を始める。
夜露で地面が濡れているので,いたるところに吸水集団が観られる。
不用意に近づくと,5〜6頭が一斉に飛び立ち,しばらく乱舞。
しかし,すぐに元の吸水場所に次々と舞い降り,また吸水を始める。
ベニヒカゲの数はとても多く,見渡して確認できるだけで,100頭は超す。
中には,林道で交通事故に遭う個体も多く,10頭前後の死骸があった。
そんな死骸に吸汁に訪れる個体も多く,それがまた事故に遭う悪循環も目撃した。
林道上に獣糞らしき跡があり,これも吸汁の人気の的。数頭が群れていた。
日が高くなり,地面が乾いてくると,吸水や吸汁は観られなくなり,
替わりに,草原の花で吸蜜する個体が多く観られるようになった。
いろいろな花が咲いているが,やはりアザミが一番人気のようだ。
D5300 10.5mm
(長野県東御市)