2014年10月25日
時計塔に集まる昆虫たち

 


 

高台の白い時計塔。昆虫たちが集まり始めました。
一番多くいるのが,黒に赤斑のテントウムシ。
数えきれないくらい,時計塔の白い壁を歩いています。

 

テントウムシもよく観察すると,中には斑紋の異なるものも。
赤に19個の黒斑のあるものや,黒地に10個の赤斑のものも。
個体変異が大きいので,異なる模様のものを探すのも楽しみです。

 

そして次に時計塔の常連は,カメムシたち。
ブチヒゲカメムシは5〜6匹いました。
胸に鋭い刺を持つ,精悍なホソハリカメムシは1匹だけ。
これから個体数も種類も増えるでしょう。

小さな,3ミリ程のカメムシを見つけました。
昨年も1匹見ていますが,私には種名は判りません。
羽が透明できれいな種です。

 

だんだん小さなものが見えてくると,
黒い小さなコバチが歩いています。1ミリ程。
蚊の仲間も数種類観られます。

 

時計塔の裏の日陰の部分に,ウスイロササキリがいました。
左の中足,後ろ足が無く,前足だけですが,元気に歩きます。
集まる昆虫たちを狙っているのか,アリグモも壁を歩き回ります。

E-5 50mm+EC20

(長野県諏訪市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀