雪解けを待っていたかのように,
林の低床では,セリバオウレンの花が,真っ先に咲き始めた。
小さな高さ5cmにも満たない花だが,
とても力強く咲いている。
辺りでは,続々と芽が出てきており,
後,1週間もすれば,白い花を敷き詰めたようになるだろう。
早速,蜜の香りに誘われて,アブの仲間もやってきた。
ほとんど花のない,雪解け後の林では,
貴重な蜜源なのだろう。
花を良く観察すると,花びらのように観られるところが,
二重になっている。大きな方はガク片なのだろう。
散策道を歩いていてもほとんど気づかず,
見過ごされてしまいそうな小さな花だが,
地面に這いつくばって,画面いっぱいにして観ると,とても美しい。
E-M5 GYORO8+45mm,D7100 150mm
(長野県諏訪郡原村)