2015年11月1日
カイツブリ一家の観察

 


 

今日は,諏訪湖のカイツブリ一家の観察。
親鳥2羽と,幼鳥2羽の家族。
ただ,オスと思われる個体は,単独行動が多く,
多くの時間は,この3羽で過ごしていた。
たまに休憩タイムなどは,4羽になることもあった。

 

幼鳥2羽は,少し成長がずれているようで,
1羽は,首から頭にかけての縞模様がしっかり残っているが,
もう1羽は,目立たなくなっていた。
体の大きさも少し異なるようだ。

 

こちらは,成長の遅い幼鳥。
頭の縞模様がはっきり観られる。

 

成長の遅い幼鳥は,まだ,自ら漁をすることができないらしく,
常に親鳥につきまとっていた。
もう1羽の幼鳥は,親鳥から一定の距離を置いて行動していて,
潜水して漁を行い,小魚や,テナガエビなどを食べていた。

 

親鳥は,ワカサギなどの魚を捕らえると,
しばらく見せながら泳ぎ,幼鳥と距離をとる。
幼鳥が近づいてくると,魚を水の中に入れたり,
反対を向いたりして,すぐには与えない。

そして,幼鳥にえさを渡すと,
魚をくわえた幼鳥に飛びかかり,沈める。
潜りながら,魚をくわえる練習なのだろうか。

親鳥もお腹がすくのだろう。
大きな魚を捕らえた時には,
幼鳥から距離をとって浮上し,
かなり苦労しながら飲み込んでいた。

 

がんばって子育てをしている親鳥。
羽繕いをして,羽の水切りをして,
一休み。

D7100 150-600mm

(長野県岡谷市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀