2016年4月30日
再び,ヒメシロチョウ

 


 

4月23日に撮影した場所とは別の生息地に,
ヒメシロチョウを観察に行った。
見渡すと,数頭が草むらを舞っているのが観える。

 

水色の澄んだ空を背景に,
春の草花の間を飛び交う様は,
この小さなヒメシロチョウの魅力でもある。

 

産卵中の個体も観られた。
お腹を,大きく湾曲させて産卵する。
産卵二枚目の写真,
中央付近に,産卵したての卵が白く観られる。
その下方,葉の付け根付近に,
産卵後,日数のたったオレンジ色の卵も観られる。

 

観察をしていると,オスとメスが絡み,
草むらの中に飛び込んでいった。

 

メスの前で,オスは口吻を伸ばし,
盛んに求愛をしていた。
メスは,その場にじっとして,
時々翅を瞬間的に開く。
これは,交尾するかな・・・,と思った瞬間。
この草の下方をヘビが通過,草が揺れて,
この2頭は驚き,飛立ってしまった。残念。
私の足下から,小さなアオダイショウが,
逃げて行ったのだった。

 

その後,いろいろなシーンの観察ができた。
モンキチョウに追いかけられる個体や,
気温が上がり,頻繁に地面で吸水する個体など・・。

S5Pro 150mm

(長野県茅野市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀