今日は,コセンダングサが群生する,山麓の渓谷沿いの道に・・。
ここは,コセンダングサの変種といわれる,白い花弁を付けた,
コシロノセンダングサと,その両種の中間のような花が多いところ。
街中や,田園地帯と違った蝶を期待するが・・・。
たくさんいて,よく目立つのは,やはりキタテハ。
オレンジ色の濃い秋型の個体ばかりだ。
コセンダングサの小さな花の集まりに,順番に口吻を差し込み,
長い時間をかけて,吸蜜している。
キタテハとは,対象的に,
チョコチョコと花を渡り歩く,ヒメアカタテハ。
数は多くなく,2〜3頭が代わる代わるやってくるようだ。
1頭だけいた,スジボソヤマキチョウのオス。
ゆっくりと,吸蜜していた。
左右の翅の同じ位置に,損傷がある。
小鳥に突かれたのだろうか・・。
タテハチョウに目が行きがちなのだが,
小さなシジミチョウがたくさんいる。ウラナミシジミ。
オスもメスも。見渡すと,数十頭がチラチラと観られる。
翅の痛みの無い,きれいな個体が多く,撮影のしがいがある。
そして,最も多く集まっていたのが,このシロオビノメイガ。
優に100を超える個体が吸蜜している。
コシロノコセンダングサ(および,中間種)にとまったものだけを
選んで撮影できたほど・・・。
ちょっとした,コセンダングサの群落だけで,
様々な蝶と蛾の観察ができた。
D7100 150mm
(山梨県北杜市)