2017年11月22日
カンムリカイツブリ


 

 

諏訪湖に,カンムリカイツブリが多くなった。
長い白い首を立てて泳ぐ様は,
遠くからでもよく目立つ。

岸から20mほど離れた所から,
遥か沖の方まで,
数百羽が泳いでいるのが解る。
上の一部を切り取った写真だけでも,
48羽写っており,その数の多さが解る。

 

頭の上には,
名前の由来となる,
耳のように見える飾り羽がある。
すらっとした体つきは,
形の良い水鳥だ。

 

時々,潜水しては,餌となる魚を捕る。
上の左の写真では,
奥の個体が,コブナか,ヨシノボリのような魚をくわえている。
右の写真では,
右から3羽目の個体が,ブルーギルと思われる魚をくわえている。
周りの個体が,横取りしようと注目しているのが解る。

 

カイツブリの仲間なので,
水面を羽ばたきながら,走る行動が観られる。
カンムリカイツブリは,カイツブリと比較して,
かなり大きな水鳥だが,
水面を走れることは興味深い。

 

ひとしきり,漁をした後は,
首を縮めて,お休みタイムとなる。
こうして並べて比較すると,
羽の色が少しずつ,個体差があることが解る。

 

D7100 150-600mm

(長野県岡谷市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀