2017年12月7日
電波塔のハヤブサ


 

 

諏訪湖畔の電波塔に,ハヤブサの幼鳥がとまっていた。
少し離れた車内から観察していると,
2〜3回,諏訪湖に向かって舞い降りるが,
すぐに電波塔に戻ってくる。
さて,何を狙っているのかと観ると,
オオバンや,ヒドリガモのようだ。
しかし,ことごとく,狩りは失敗していた。
そう,相手は,水中に潜ることができるから・・。
もう少し,近くで観察することとした。

再び,湖上に飛立ったので,
その後を追跡することに・・・。

 

湖上で旋回した後,水面に向かって降下。
その先には,湖面上を逃げていくコサギが・・・。
ハヤブサは,コサギに向かって,突入したが,
狩りは,失敗。瞬差でかわし,コサギは飛び去る。

 

その後,この騒動を観ていたと思われる,トビがやってきた。
トビは,宙返りして,脚で,ハヤブサをつかもうとするが,
ハヤブサは,難なくかわし,トビに突進,攻撃する。
数回攻防を繰り広げ,両者引き分けで分かれる。

 

電波塔に戻ったハヤブサは,
羽繕いをしたり,伸びをしたり,脚で,お腹の辺りを掻いたり・・・・。
まあ,せわしなく,いろいろしながら,辺りを見回している。

 

再び,狩りへと,飛立ったハヤブサは,
ドバトの群を追う。
尾羽まで広げて,スピードを落とし,
ドバトの群の動きに合わせるよう,
良く観察し,一気に追っていく。
この後,建物の影に消えてしまったので,
撮影はできなかったが,
ドバトは,小さな群で,次々に帰ってきたが,
ハヤブサは,再び,電波塔には戻らなかった。
ハヤブサは,ドバトをしとめることができたのだろう。

 

D7100 150-600mm

(長野県岡谷市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀