諏訪湖畔の電波塔に,ハヤブサの幼鳥がとまっていた。
少し離れた車内から観察していると,
2〜3回,諏訪湖に向かって舞い降りるが,
すぐに電波塔に戻ってくる。
さて,何を狙っているのかと観ると,
オオバンや,ヒドリガモのようだ。
しかし,ことごとく,狩りは失敗していた。
そう,相手は,水中に潜ることができるから・・。
もう少し,近くで観察することとした。
再び,湖上に飛立ったので,
その後を追跡することに・・・。
湖上で旋回した後,水面に向かって降下。
その先には,湖面上を逃げていくコサギが・・・。
ハヤブサは,コサギに向かって,突入したが,
狩りは,失敗。瞬差でかわし,コサギは飛び去る。
その後,この騒動を観ていたと思われる,トビがやってきた。
トビは,宙返りして,脚で,ハヤブサをつかもうとするが,
ハヤブサは,難なくかわし,トビに突進,攻撃する。
数回攻防を繰り広げ,両者引き分けで分かれる。
電波塔に戻ったハヤブサは,
羽繕いをしたり,伸びをしたり,脚で,お腹の辺りを掻いたり・・・・。
まあ,せわしなく,いろいろしながら,辺りを見回している。
再び,狩りへと,飛立ったハヤブサは,
ドバトの群を追う。
尾羽まで広げて,スピードを落とし,
ドバトの群の動きに合わせるよう,
良く観察し,一気に追っていく。
この後,建物の影に消えてしまったので,
撮影はできなかったが,
ドバトは,小さな群で,次々に帰ってきたが,
ハヤブサは,再び,電波塔には戻らなかった。
ハヤブサは,ドバトをしとめることができたのだろう。
D7100 150-600mm
(長野県岡谷市)