林縁のイタドリに,
ドロハマキチョッキリを,
多く見かけるようになった。
金属光沢の体が,
とても美しい甲虫。
イタドリを観て歩くと,
細長く巻いた,
ドロハマキチョッキリのゆりかごが観られる。
上の写真の右側に,2つのゆりかごが観られ,
左側には,これから巻かれる,
折れたように見える葉がある。
これから巻かれる葉には,1匹のメスが・・。
これから,この4枚の葉を巻き上げ,ゆりかごにする。
完成しているゆりかごを観ると,
非常にきっちりと,巻き上げられていることが分かる。
このゆりかごの中に,卵が一つ産みつけられている。
ゆりかご製作中のメスを観察。
茎の所々に穴を明けている。
茎の繊維を切って,
柔らかくしているのだろうか。
葉に移ると,葉脈に沿って移動し,
葉脈を噛んでいるように観られる。
また,柔らかくなってきた葉のふちを,
少しずつ折り曲げたりもしている。
とても,時間のかかる作業のように観られ,
一つのゆりかご制作は,1日がかりなのだろう。
ゆりかご制作を観察していると,
既に完成していたゆりかごの一つが,
ポトッと地面に落ちてきた。
こうして落ち葉と一緒になったゆりかごの中で,
孵化して,幼虫,蛹と成長していく。
E-3 50mm
(長野県諏訪市)