2019年9月19日
キタキチョウ,蛹への求愛


 

 

萩の花の周りを舞う,キタキチョウを観察していると,
萩の枝に,羽化しそうな色の蛹を見つけた。
蛹の撮影をしようとした所,
1頭のキタキチョウがやってきて,
蛹の周りを舞い始めた。

 

やがて,蛹にとまり,翅を閉じて,じっとしている。
どうやら,羽化するのを待っているように観られる。
とまっている個体はオスで,蛹は,メスなのだろうか。

 

しばらくすると,もう1個体がやってきて,
蛹の周りを飛び回る。
先にとまっていた個体は,
翅を広げて威嚇しているようだ。

 

先の個体が,とまる位置を変えたタイミングで,
後からやってきた個体も,蛹にとまった。
そして,2頭が向かい合う形で,しばらく佇む。

この後,一時4頭が蛹の周りを飛ぶシーンも観られた。
蛹に集まる個体は,どうやらオスたちらしいが,
なぜ,蛹が,メスだと,なぜ判るのだろうか。

 

D7100 150mm

(長野県上伊那郡辰野町)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀