萩の花の周りを舞う,キタキチョウを観察していると,
萩の枝に,羽化しそうな色の蛹を見つけた。
蛹の撮影をしようとした所,
1頭のキタキチョウがやってきて,
蛹の周りを舞い始めた。
やがて,蛹にとまり,翅を閉じて,じっとしている。
どうやら,羽化するのを待っているように観られる。
とまっている個体はオスで,蛹は,メスなのだろうか。
しばらくすると,もう1個体がやってきて,
蛹の周りを飛び回る。
先にとまっていた個体は,
翅を広げて威嚇しているようだ。
先の個体が,とまる位置を変えたタイミングで,
後からやってきた個体も,蛹にとまった。
そして,2頭が向かい合う形で,しばらく佇む。
この後,一時4頭が蛹の周りを飛ぶシーンも観られた。
蛹に集まる個体は,どうやらオスたちらしいが,
なぜ,蛹が,メスだと,なぜ判るのだろうか。
D7100 150mm
(長野県上伊那郡辰野町)