準絶滅危惧種となってしまった,ベニモンマダラ。
多産していた場所が,次々と開発されて消滅する中,
細々と生息している場所に観に行った。
小雨の降る中,ススキにとまっている数頭がすぐに観られた。
翅の紅紋の大きさや,翅の地色に載る金色鱗粉の範囲など,
個体差が大きく,なかなか興味深い。
飛翔力はあまり強くなく,行動範囲も狭いので,
ちょっとした草地の刈り払いでも,
生息範囲が狭まってしまうのではないかと思われる。
数カ所の生息地の様子をしっかり見守りたい。
E-3 50mm
(長野県諏訪郡原村)