八ヶ岳山麓の蕎麦畑では,真白な蕎麦の花が満開となった。
蕎麦の花には,様々な昆虫たちが訪れるが,
山麓には,未だアザミやタムラソウ,フウロなどが咲き乱れているので,
蕎麦畑にやってきている昆虫たちは未だ少ない。
その中で,今日は蝶たちを観察した。
今,一番個体数が多いのは,イチモンジセセリ。
小さな茶褐色の翅があちらこちらに観られる。
小さく,飛翔しているときは,全く目立たないので,
あまり眼をとめる存在ではないようだ。
蕎麦畑に隣接して,キャベツ畑があり,
収穫の終わったキャベツの葉が,伸び放題になっているので,
多くのモンシロチョウを観ることができた。
モンシロチョウも,蕎麦の花と一緒に撮影すると,
街中などとは違った雰囲気で良いと思った。
山麓の草地で数の多いモンキチョウは,
蕎麦畑にはあまりいなかった。
やっとオス1頭を撮影したにすぎない。
山麓に未だ花が多いので,タテハチョウの仲間も少ない。
アカタテハが,ゆっくり吸蜜していた。
これから,山麓の花が少なくなってくると,
蕎麦畑にやってくる蝶も増えてくるだろう。
D7100 10.5mm
(長野県茅野市)