諏訪地方で,シノリガモを観察するのは,
私は,全く初めてで,昨年末からずっと観ている。
飛来当初は,とても警戒深く,
人影を見ると,直に逃げていたが,
人にも慣れてきたのか,かなり近づいても,
逃げなくなったので,鮮明な羽の模様を
撮影できるようになった。
海ガモだけあって,泳ぐ能力は高く,
時々とても速く水面を泳ぐ。
よく潜水して採餌しているのだが,
餌をくわえたまま,水面に戻ってくることは無く,
水中ですでに飲み込んでいるものと思われる。
潜水する時には,羽を半分くらい開いて,
頭から潜っていく。他の潜水カモの仲間と,
この姿勢は全く異なっており,興味深い。
食事タイムが終わると,波消しブロックの上に登り,
ゆっくりと,羽繕いを始めた。
体の横の褐色の模様や,白斑の様子がよくわかる。
そして,泳いでいる姿からは想像できなかったくらい,
丸々とした体型なのがよくわかる。
羽繕いの後は,大きく羽ばたき,伸びをした。
やはり,丸々とした体型がよくわかった。
この体型の水鳥は,初めてなので,写欲も湧く。
D7100 150-600mm
(長野県岡谷市)