未だ芽吹きの始まらない朝の暗い感じの林内,
朝陽に照らされた黄色の一色に包まれた空間が目立つ。
山麓に多く自生する,マルバマンサクの花。
山麓の春を告げる花です。
細く伸びる黄色の花弁の,園芸種と同じマンサクの花。
しかしとても小さな花なので,枝いっぱいに咲く花の数により,
林内での存在感をやっと現しているよう・・。
ここの花を観察すると,一つの花からは,4本の花弁が伸び,
顎と思われる4つの赤褐色の小片があり,
その中央部には黄色で丸い雄しべが4つ観られる。
花の作りが興味深い。
D7100 150-600mm,150mm
(長野県茅野市)