今シーズンは、工事の関係で、諏訪湖全体に分散していたミコアイサが、
一カ所に集まってきた。そう、恋の季節が始まったのだと思う。
白く印象的な容姿のオスはよく目立つ。
成熟したオスは、頭の飾り羽が長く発達していて、
とても格好よい水鳥だと思う。
オスの幼鳥とメスは、褐色の頭で灰色の体。
上のカットはオスの幼鳥らしく、目の周りの黒色がくっきりしている。
成熟したオスどおしは、互いに争ったりして、
優位に立とうとすることが多く、
追いかけ合い等が多々起きている。
メスの周りにはオスが集まり、
頭の飾り羽を立てたり、胸を前に突き出したり、
自分をメスにアピールするディスプレイをする。
数カ所で行われているメスへのアピールを観ていると、
時間がすぐ経っていく。この間、全く採餌行動は観られなかった。
追いかけ合いをしながら、時々飛んで逃げることも多い。
飛翔を観察すると、羽や背中は、
かなり黒い部分が多いことがわかる。
D7100 150-600mm
(長野県岡谷市)