晩秋からお正月にかけて咲く桜を見に行った。
今年も例年通り,ぽつぽつと10輪ばかりが咲いていた。
真っ赤な紅葉と,真っ青な青空を背景に桜の花を撮影する。
まだ,つぼみがたくさんあるので,例年通り,元旦の桜も見られそうだ。
そういえば,今の時期は,サクラの樹は,花ばかりでなく,
幹から大量のヤニを出しているのを思い出し,場所を移動する。
公園の山桜の幹には,ヤニがいたるところに吹き出ていた。
小さな虫食い穴などから出ている。
出てきたばかりのヤニは,左の写真のように無色透明。
時間が経つと,右のように茶色を呈する。
ヤニ自体の酸化や,空気中の有機物の浸透など,
いろいろな要因によって発色するのだろう。
樹がヤニを出すというのは,虫食い穴などから寒気が侵入して,
樹の芯を凍み割れさせないための防衛策なのだろう。
E-5 50mm
(長野県岡谷市長地,諏訪市立石)