今年もカワアイサの群がやってきた。
200羽くらいだろうか,岸から50メートルくらいのところに集まっている。
カワアイサが集まるということは,餌となる魚が多い証拠。
1羽のカワアイサが1日に40匹のワカサギを食べるとすると,
200羽だと,1日に8000匹のワカサギを消費することになる。
カワアイサ以外にもカイツブリや,スズガモなども魚を食べるから,
漁業関係者は頭が痛いだろう。
20年くらい前は,長野県のレッドデータブックにも載っていたカワアイサが,
これほどまでに増えたのは,ワカサギの採卵と稚魚放流による
諏訪湖の漁業のあり方によるところが多い。
カワアイサは,体が大きいので,カモのように一気に飛び立つことができない。
ハクチョウやガンのように,水面を助走して飛び立つ。
岸近くに魚を食べにきたメスが,散歩の犬に驚いて飛び立つところを撮影してみた。
E-5 50-200mm+EC20
(長野県岡谷市 諏訪湖畔)