先日、エナガとコゲラを観察した林。
今日も観察にいくと、エナガが集まっていた。
エナガが集まるのを良く観察すると、
オニグルミの樹の樹液を呑みにきていることが分かった。
そしてその樹液を出す原因を作る張本人がこのアオゲラであることが分かった。
アオゲラは、木の幹をつついて、樹液の出る穴を作り、
そこにくちばしを突っ込んで樹液を吸っていた。
長いときは、5分くらいじっと吸っている。
その後、5から6回くらいつついてまた吸う。
同じ場所で、1時間近く吸っていた。
そして次の場所に移っていく。
アオゲラが空けた穴からは樹液が幹を伝わって流れ出る。
その樹液を吸うためにエナガが集まってきているのだった。
上の写真で樹液が流れて黒っぽくぬれているのが分かると思う。
樹液を吸いに集まるのは、エナガばかりではない。
ゴジュウカラもやってきた。
いつもは「フィー、フィー」とにぎやかなゴジュウカラだが、
樹液を吸いにくるときは、鳴かずに静か。
上の右のような体制で吸い出すと、じっとしていて動かない。
どこからともなく静かに、ヒヨドリも現れた。
ヒヨドリも静かに樹液を吸い始めた。
芽吹きのために、樹が勢いよく雪解け水を吸い上げるこの季節。
キツツキの空けた穴からの樹液は、多くの小鳥たちの
格好のジュース代わりになっていることが分かった。
E-5 50-200mm+EC20(1部トリミング)
(長野県茅野市豊平)