2013年9月12日
田圃のコバネイナゴ

 


 

 

田圃の稲も黄金色に色づき,収穫の時期を待つばかり。
その中に無数のコバネイナゴたちが,今が天国とばかりに飛び跳ねている。
交尾中のカップルも多数見られる。
イナゴのいない田からは,おいしいお米は収穫できないと思う。
イナゴは,葉は食べるが,米は食べないので,害虫ではない。
逆にその田が,いかに自然農法に近いかの指標となりうる昆虫だ。
イナゴのいない田の米は,人が食べてもいけない程,農薬を使っているに違いない。

 

また,イナゴ自体も美味しい食材でもある。
自然に近い農法で,イナゴが増えれば,農家にとっても副収入が増える。
こんな,イナゴの多い田圃を見ていると,直接この農家からお米を買いたくなってしまう。
最後にイナゴの顔をアップ。なぜか思慮深い表情。
暗黙の内に何かを語りかけているように見えてならない。

D3200 10.5mm,D7100 150mm

(長野県茅野市)


| 前のページ | 次のページ |
| トップページ | フィールドノートindex |


信州諏訪自然写真館
酒井雅秀