キバネツノトンボが飛び始めました。
山麓から流れ出る河川の横のちょっとした草地に,
100頭を超える個体が飛び交っているのが見えます。
よく見渡してみると,羽化して間もないメスと交尾しているオスがいました。
近くには,羽化直後,羽を伸ばしている個体も。
枯れ草にぶら下がり,重力の力を借りて,柔らかな羽を下にまっすぐ伸ばします。
丁度,メスの羽化時期のようです。
羽が伸び終わり,少し固まり始めると,羽をたたんでとまります。
体の色が赤茶から黒に変わる頃,羽も完全に固まるでしょう。
元気よく飛び回っている個体は,ほとんどオスです。
羽が固まって,交尾可能なメスを探したり,
空中で他のオスを威嚇したり,大忙しです。
飛んできたウスバシロチョウも追い払います。
6月上旬くらいまで,キバネツノトンボの季節となります。
D7100 150mm,D3200 10.5mm
(山梨県北杜市)