ゼフィルスの最盛期に入った。
朝一番は,オオミドリシジミ。
すっきりとした青緑色の羽と,
構造鱗粉の範囲が広く,
羽全体が反射するのが魅力。
よく観ると,もう羽は傷だらけだ。
オオミドリシジミとほぼ同じ時間に飛び始める,
ジョウザンミドリシジミ。オオミドリシジミより青みが強い。
テリトリーも,オオミドリシジミと重なっている。
そろそろ,いなくなる時期だ。
今日,今年初見の,アイノミドリシジミ。
活動は,オオミドリやジョウザンより,
1時間程度遅く飛び始める。
反射色は,オオミドリやジョウザンミドリと異なり,
黄緑色が強い独特の色。
今日は,A型(オレンジ紋)のメスも姿を見せてくれた。
上記3種のミドリシジミの活動が終わる頃,
やっと,下草から樹上に飛び上がり
活動を始めるのが,メスアカミドリシジミ。
卍巴飛翔を撮影しようと,ひたすら待つのだが,
オス同士,少し絡むのだが,すぐに分かれてしまい,
こんなふうに,下からテリトリーを張る
状態を眺めているだけで,終わってしまった。
ミドリシジミのテリトリー張りと違って,
どこからどこまでも,林の中の木や草をなめるように,
メスを探しながら飛んでいるのが,ウラゴマダラシジミのオス。
時々,草や木の葉にとまって,休んでいる。
メスはというと,薄暗い林の中で,産卵中。
D7100 150-600mm,E-5 50mm
(長野県諏訪市,茅野市)