2016年5月18日
クモマツマキチョウ・メス

 


 

 

今年は,発生が早く,オスたちはボロボロで,数も少なくなったので,
今日は,メスの行動を観察した。
朝日が射すと,フキの葉や,ハタザオの先で,日光浴を始める。
長い時間,同じ姿勢で,じっと動かない。

 

日光浴が終わると,吸蜜。
オスたちには,あまり人気のないヤマガラシが,
なぜかメスには人気がある。
菜の花とモンシロチョウの組み合わせのようで,
撮影していて,シロチョウの仲間だとつくづく思う。

 

吸蜜が終わると,産卵する食草探しに入った。
草本の先をちょんちょんと触る様に飛ぶ。
ハタザオならすぐにとまるかと思いきや,
どうも好みがあるのか違うハタザオに向かう。

 

やっととまったと思ったら,また吸蜜。
食草探しで,お腹が空いたんだろうか。
と観ていると,となりのハタザオに移り,
お腹を丸く曲げて産卵。
産卵時間は,10秒も無いだろうか。
ハタザオの新芽の中にお尻を突っ込んでいる。

 

産卵したての卵は,乳白色。
近くの食草には,数日前に産卵された,
オレンジ色になった卵も観られた。

D5300 10.5mm,D7100 150mm,TG-2

(長野県大町市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀