溶岩の岩場に,エルタテハがやってきた。
盛んに岩に口吻を伸ばしている。
赤色がかった溶岩の,亀裂にそって,
白い変色が観られる。
カリウム,ナトリウム,カルシウムなどの金属元素の,
塩や化合物の析出物だろう。
こうしたミネラル分の補給にやってきたようだ。
ひとしきり岩をなめ回し,次に,苔の多い場所へ・・。
苔の中に口吻を差し込む。
苔の中にたまっている水分を吸っているようだ。
こうして活動している時は,ほとんど翅を全開翅。
少し休みそうな時に,少し翅を閉じかかったが,
また全開翅。この半開翅のタイミングで,
名前の由来の「 L ( 英字のエル ) 」が一瞬観えた。
S5Pro 150-600mm
(長野県佐久市)