樹の上から,こちらを見下ろし様子を伺う,ニホンザル。
林の奥から,数匹の猿の声も聴こえるから,
群の安全を確かめている,ボス猿だろうと推測できる。
10分くらいこうした状態が続いた。
その後,樹からゆっくり通り,目の前の斜面に出てきた。
気づくと,林の中から,次々と猿たちが顔を出す。
まず,オス猿が,次にメス猿と小猿が・・・。
そして,土手に生えている,
芽吹いたばかりの,太いイタドリをとり,食べ始めた。
葉は,むしってとり,捨てて,
太くて瑞々しい茎だけを,
むしゃむしゃと,美味しそうに食べる。
河原の石に,座って,ゆったりと,
のんびり食べる者もいた。
小猿は,イタドリではなく,
小さな樹の葉を,チョコチョコとちぎりながら,
何枚も頬張り,美味しそうに食べている。
20分くらい,ゆっくり食事をした後,
群は,対岸に渡っていった。
D7100 150mm
(長野県大町市)