2017年7月10日
ミヤマモンキチョウ


 

 

すばらしい晴れ空に,ミヤマモンキチョウが舞う。
オスは,せわしなく,メス探しをしながら飛び回る。
時々,吸蜜もするがほとんど飛んでいる。

 

食樹の低木を舐めるように飛んで,
食樹から食樹へと渡り歩くような,経路をとる。

 

メスは,あまり活動的ではなく,とまっている時間が長い。
吸蜜したり,朝露を吸ったり,休んだり。
逆光でかすかに透ける模様と,翅のピンクの縁毛がとても美しい。
オスに比較して,特にメスのこの美しさは,特筆に値する。

 

同じ地域に,モンキチョウも生息しており,
特に,オスのモンキチョウは,
メスのミヤマモンキチョウに求愛するシーンが多い。
交尾拒否行動をするメスもいるが,
多くのメスは,モンキチョウについて,求愛飛翔をする。
異種間で惹かれ合う何かの要素があるのだろう。

 

求愛飛翔をする異種カップルの写真を観たら,
何と,小さなハチがメスを追うようについている。
前後10カットくらいに,同じ距離間でついていた。
産卵を狙っている寄生蜂でなければ良いのだが・・・。
このハチについての種名・詳細は解らない。

D5300 10.5mm,E-5 50mm,D7100 150-600mm

(長野県東御市)

 


| 前のページ | 次のページ |
| トップページ | フィールドノートindex |


信州諏訪自然写真館
酒井雅秀