小さな猛禽・モズの活動が目立つ季節となった。
雪が降ったり,霜が降りると,
とても,すっきりとした中で観察できる。
冬の間は,木の実と種も食べるが,
なんと言っても,モズの特徴である,
秋までに蓄えてある,はやにえを食べ,
動物タンパク質を摂取して活動している。
上の写真は,桜の折れた枝に刺した,
モグラのはやにえを食べている個体。
内蔵を引っ張り出して,豪快に食いちぎり,飲み込んでいた。
左は,先の写真で,モズが食べていたモグラ。
このモグラだけで,半月くらいは,過ごせそうだ。
モズにとっては,小鳥と同じくらいの大きい獲物。
右は,ヤマアカガエル。
3日後に観たら,脚が無くなっていた。
はやにえで最も多いのは,やはり,昆虫類。
左は,ケラ。地上に出たちょっとの隙に捕えられてしまったのだろう。
右は,マルクビツチハンミョウ。
ツチハンミョウは,カンタリジンという毒を持っていると言われるが,
モズは,大丈夫なのだろうか ?
はやにえにすると分解変性するのだろうか ?
次のはやにえは,ツノアオカメムシと思われる。
捕まえた後,モズは,臭くなかったのだろうか ?
そこが気になってしょうがない。
右は,ミカドフキバッタ。
フキバッタの濃い緑色が,まだ残っている。
そして,最も多いはやにえは,コバネイナゴ。
信州の山麓では,田圃から,草地まで,
どこにでもたくさんいるからだろう。
D7100 150-600mm,S5Pro 100mm
(長野県茅野市)