朝日が差すと,ミヤマシロチョウが花々を訪れ,
次々と,吸蜜を繰り返す。
朝一番での吸蜜は,30分以上にもなる。
左は,ハクサンフウロに訪れたオス。高原らしい。
右は,花を探すメス。半透明の翅が黒っぽく見える。
吸蜜時間が終わると,
オスたちは,広範囲を飛び回り,メスを探す。
メスは,低木の葉上でゆっくり休む。
その中の,1頭のメスが低木の葉に,
軽く触れるように舞い始めた。
やがて,食樹のメギに出会うと,
樹の大きさを確かめるように,樹の周りを飛び,
時々,産卵場所を確かめるようにとまってみる。
そして,飛び出した葉先をホバリングし始めた。
産卵場所を見極めたようだ。
葉の裏にぶら下がるようにとまり,産卵を開始した。
お腹を大きく曲げて,1〜2卵産みつけては,
お腹を伸ばし,しばらく休む。
そして,またお腹を曲げて・・・。
40分間,淡々と産卵を続けた。
産卵が終わると,近くの低木の葉上で,
10分くらい休み,飛び去っていった。
産卵された,卵塊を観察。
直径10mmくらいの範囲に,三段に産みつけられている。
一段目は,比較的きれいに並んでいるが,
二段目,三段目は,適当に積み重ねられているようだ。
D7100 150mm,D5300 10.5mm,TG-5
(長野県東御市)