2018年10月17日
再び,田園地帯のお花畑で


 

 

今日も,田園地帯の一角のお花畑に・・・。
山麓の,山野草の花も少なくなり,
確実に,蝶たちを観ることができる場所は,
こうした所だけになってきた。
数も多く,一番活発に行動しているのは,モンキチョウ。
オスの黄色い色が,花に紛れる。

 

次に数が多いのが,キタテハ。
気温が低くなってきたので,
先月までの,素早い行動は観られず。
ゆっくりと飛んでいる。
越冬に入る前に,盛んに吸蜜を繰り返している。

 

小さいながら,数多く観られるのが,ベニシジミ。
夏型の,黒っぽいボロボロの個体もまだ観られるが,
オレンジ色の鮮やかな,低温型の個体も観られる。

 

全く目立たないのだが,よく観ると,
とても数が多いのは,イチモンジセセリ。
信州のこの地では,越冬できないが,
毎年,北上を繰り返し,秋,個体数を増す。

 

その他にも,小さなシジミチョウを観る。
ウラナミシジミのオスが1頭のみ。
この蝶も,この信州では,越冬できない。
そして,とても小さいが,ヤマトシジミが数頭。
街中から,山麓まで,カタバミの生える場所には,
必ず生息している,普通種。
普段は,あまり撮影しないのだが,
この時期に観ると,とても奇麗だと感じる。

 

D5300 10.5mm

(長野県茅野市)


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信州諏訪自然写真館
酒井雅秀